2010/01/08

小田くん




年末、10時間の夜を越えて、実家へ帰ってきた。
毎回会う、僕の友達、小田くん。


僕らは違う高校だった。
小田くんは書道の高校へ進み、
僕なんかよりも、素晴らしく優秀だった。
彼女の存在は他の人から聞いていて既に知っていた。
それで、汽車(徳島は汽車なのです)の中で初めて話をした。(と思う)


小田くんは、まさしくマドンナだった。
僕の高校でも、他の高校でも、
汽車で通っている高校生ならたぶん皆知っている。
マドンナだったので、
僕はとても迷惑した。
小田くんと話をすると、嫉妬の嵐なのだ。


僕はかわいい子は好きだ。
異性としてではなく、見るものとして、かわいいのはいい。
小田くんの他にも1、2を争うかわいい子は地元が同じなので仲が良く、
これまた本当にたくさん被害を受けたのだ。
一緒に帰ったりなんかすると、他校の高校生から野次を飛ばされた。


言っておけ、この獣ども。
俺はかわいこちゃんより獣のオマイラがタイプなのじゃー!


なんて心の中で思ったり思わなかったり。
小田くんはとてもいい書道の技術を持っていた。
うまかった。
だけども今は美容師をしている。
もし一緒に書道の大学へ進んだら、
僕の大学生活も少しは健全なものになっていたかも、と思う。


小田くんは何故か僕にとてもやさしい。
わがままだってハイハイと聞き流し、
たこ焼きだって食べに連れて行ってくれる。
僕の家族も小田くんが好きだ。


そんな小田くん。
あー早くまた東京に戻ってこないかな。


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