年末、10時間の夜を越えて、実家へ帰ってきた。
毎回会う、僕の友達、小田くん。
僕らは違う高校だった。
小田くんは書道の高校へ進み、
僕なんかよりも、素晴らしく優秀だった。
彼女の存在は他の人から聞いていて既に知っていた。
それで、汽車(徳島は汽車なのです)の中で初めて話をした。(と思う)
小田くんは、まさしくマドンナだった。
僕の高校でも、他の高校でも、
汽車で通っている高校生ならたぶん皆知っている。
マドンナだったので、
僕はとても迷惑した。
小田くんと話をすると、嫉妬の嵐なのだ。
僕はかわいい子は好きだ。
異性としてではなく、見るものとして、かわいいのはいい。
小田くんの他にも1、2を争うかわいい子は地元が同じなので仲が良く、
これまた本当にたくさん被害を受けたのだ。
一緒に帰ったりなんかすると、他校の高校生から野次を飛ばされた。
言っておけ、この獣ども。
俺はかわいこちゃんより獣のオマイラがタイプなのじゃー!
なんて心の中で思ったり思わなかったり。
小田くんはとてもいい書道の技術を持っていた。
うまかった。
だけども今は美容師をしている。
もし一緒に書道の大学へ進んだら、
僕の大学生活も少しは健全なものになっていたかも、と思う。
小田くんは何故か僕にとてもやさしい。
わがままだってハイハイと聞き流し、
たこ焼きだって食べに連れて行ってくれる。
僕の家族も小田くんが好きだ。
そんな小田くん。
あー早くまた東京に戻ってこないかな。

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