2011/11/25

(聞き取れなかったが恐らくメニューだ)


学校へは自転車で通っている。
道中、学生気分を満喫している。

最近はムサビの院を思い切って受験して良かったなあと思っている。
ここへ来なければ知り合うこともなかった人、先生、話、考え、作品、
そんなことがここにはたくさんある。
同じ学科の同級生は5人。
そのうち1人が韓国から、もう一人はタイから来ている。
僕は海外に行ったことがない。
文化が違うことや、言葉が全く通じないこと、会話の速度についていけないことや、
夜に待っている孤独というようなことを本当の意味では分かっていないと思う。
たまに、大勢で話している時に目が不安そうなことがある。
それに気付いた時に、ハッとするのだ。
自分はぼけている。自分や暮らしをかわいがることにぼけている。
誰かの不安を、感じ取る時間が スペース一つずつくらい、間延びしている。

今日も寒かった。
最近は寒い。
当たり前に寒くて、当たり前に冬だなあと思うし、
あー冬だねえといつものように帰り道に言う。

ちょうど踏切を渡る時に、チャリに乗った小学生の一群とすれ違った。
ちなみに言うと男子小学生だ。
あー腹減ったーじゃあなー、またなー
と一人が言いながら小道に逸れた。
残った彼らは、おーまたなーと言い、
あー今日帰ったらなんとかだー(聞き取れなかったが恐らくメニューだ)
とうれしそうに話していた。
帰ったらうれしいことが待っている時代って、そういうえばあったよなあと思った。
夕方に、今日一日をやり切った充実感に包まれる時代。
なのに今は夕方は真ん中の手前だ。
夕方はいつからか一日の終わりに近いものではなくなっていた。
そんなことをしばらく考えながらペダルを漕ぎ、
角を曲がって直線に入った時に、今がとてもきれいな夕暮れだったことを知った。

そういえば、去年もその前も、
こういう時に空を見上げてあーきれいだなあと思っていたなあ、
何も変わらないんだなあと思った。
ちなみに言うと去年からデザインぼけしたところもあって、
あまりにもそうなりすぎるのは良くないし嫌だなあと思っていた。
なんだ、一年やそこらじゃほとんど何も変わってないな、
人はそう簡単に変わるもんじゃないよな、
あー良かった。なんて考えて、
あー寒い、冬だなあーとまた最初の最初にたどりついた。

きっと来年の僕も、
思い出や考えの円をまわっている。


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